2008/06/27
出張報告 ボストン編【1】
今回の出張レポートは、同行した大久保からの出張報告を元にコメントを付け加えたいと思います。まずは、最初の訪問地ボストンの第一弾はMIT関連報告です。
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先日のブログで横山が宣言した、「出張報告が遅れていますが、7月に追いつきます!」というのは、どうやら私への「追いつこう!」という応援(?)メッセージだったようです、笑。
さて、先月19日から2週間、ボストンとワシントンDCへ出張に行ってきました。
都市、トピックごとにご紹介していきます。第一弾の今日は、最初の訪問地ボストンでのMIT訪問の報告です。
●MIT Sloan MBAアドミッション訪問
横山旧知の Senior Associate Director を訪ね、出願情報や日本人在校生について、情報交換を行いました。
【面談でのポイント】
(1)GREスコアの受け入れ
MITではGMATと併せて、GREのスコアも受け入れている。TOEFLスコアの提出は義務付けていない。
※MITのほか一部のビジネススクールの入学審査において、同様にGREスコアを受け入れる学校が出てきた。アメリカ国内では、Stanford、MIT、Johns Hopkinsなど。
[Yokoyama Comment]
GREを受け入れ始めた学校の意図はひとつではないが、基本的にはアメリカ国内の若い層、そして女性にGRE受験者が多く(大学卒業前に受験しておく層がいるので)、大学院を考えていてGRE受験済みの層に対してアクセスを広げることを狙っていると感じる。ただし、導入した学校でもMBA受験者におけるGRE受験者はまだ数パーセントと低い。それに加え、GMATでは日本人をはじめ多くの留学生が欧米の出願者と同等のスコアを出すことが大いにあるのに対し、留学生、日本人出願者がGREでネイティブ並みのスコアを出すことは稀である。MBAの入学審査官が、「GRE受験者⇒合格者」の実績を集め、GREスコアをどう見ているのかが判明するまでは今までどおり、GMAT主体で準備することをすすめる。いくつかのMBA審査官と電話などで話す機会もあったが、「今後もGRE導入は考えていない」というプログラムも少なくないので、複数のプログラムに出願する以上、GMATが Better Option であると考える。
(2)2009年出願アップデート
今年の出願関連の注意事項として、「願書から趣味や課外活動などのセクションを省いて、それらをレジュメに加えてもらうことにするわ」「レジュメは2ページまでOKになるわ」とのこと。
エッセー課題は7月にはウェブにてアップデートされる。MIT独特のカバーレターは今年もあり、その他3つのエッセーを予定している。 カバーレターの重要性を語ってくれました。
[Yokoyama Comment]
これを受けてレジュメ指導において、カウンセラーに対応準備開始を伝えたところです。MIT出願者は、2ページのものを提出したい場合には、他のプログラムに出すもの(通常1ページ)と2バージョン必要になります。
(3)日本人出願者へのアドバイス・メッセージ
「早期出願」と「女性にもっと出願してほしい」
[Yokoyama Comment]
多くの学校でこれを言われるのです。「女性とキャリア」のシンポジウムなども6、7年前から続けて行っていますので、徐々に出願希望者は増えてきていますが、トップ30レベルのプログラムでも「日本からの女性出願者は3人! 二人合格して、二人とも優秀で期待していたのに他校に行っちゃったの」といわれました。まだまだ受け入れる用意はあるようですから、女性出願者も頑張ってください!
(4)日本人在校生の存在感
特にJapan Tripでの活躍を強調。今年のトリップは235人参加という大規模(他のビジネススクールのTripと比較してもかなりの規模)にもかかわらず、個人個人のリクエストに応えるきめ細やかなサポート、オーガナイズは日本ならでは、とコメント。
日本人を中心的役割とした17-18名のオーガナイザーは“Team Achievement Award”受賞に輝いたそうです!
[Yokoyama Comment]
先日NYUや、Harvard Kennedy School の Japan Trip のことなども紹介しましたが、日本人の準備、オペレーション、Hospitality は多くの学校で高い評判を得ていると聞きます。それにしても235名は多分一番大きいトリップではないかと思います。
●MIT Sloan MBAプログラム日本人在校生訪問
アドミッション訪問の翌日、期末試験と重なるという、決して理想の日程ではない時期に訪問したのですが、7名もの在校生が忙しい中集まってくれました。
今年の合格者・入学予定者数、MBA出願状況(一般的なMBA市場)、Japan Trip、留学して期待通りだった点、期待に反して良かった点・悪かった点、1年の振り返り、授業など、ざっくばらんに意見交換。
特記しておきたいのは、期待以上だったMITならではの特徴・利点として、“Teamwork”と“Accessibility”を挙げていたこと。
たとえば、Engineeringなど他学部と協同でチームを組んでのプロジェクトがある、Harvard(ビジネススクール/ケネディー行政大学院)での単位取得や文化会などでの交流が活発に行われている、など。
また、MITならではのプログラムとして、Global Entrepreneurship Lab(通称G-Lab)という、4人1組で世界の企業リストからピックアップし、実際にその企業にコンサルを行う3週間のプログラムを挙げていた。
設備をマイナス点に挙げる在校生もいたが、2010年には新しいビジネススクールの施設・ビルが完成予定とのこと。
MITでは、在校生による日本語サイトでの情報提供もしていますが、やはり、お会いするとさまざまな角度からお話しが伺えて、興味が深まります。
毎年「海の日」に開催する“アゴス・ジャパンならでは”の恒例イベント、「MBA夏祭り」には、今年もご協力いただけるそうです。出願を考えているみなさんも、ぜひこの機会を活用していただきたいと思います。
アドミッションや在校生たちとの面談は、「適宜」帰国後の勉強会などで社内にも情報共有し、セミナーやイベント、生徒指導に生かされています。
●MIT博士課程に在籍する、元受講生との再・再会
横山の元受講生で、今年1月にはセミナーでのパネリストとしてご協力いただいた「ベンツくん」ことベンツ斉藤秀城さんとボストンで再・再会し、一緒にRed Sox戦を観戦。
今回チケットはすべて彼がが手配してくれ、うち1枚は3類側(ホームベースのそば)前から4番目の席でした。
あとでそっと、
「横山さん、岡田先生のおかげで、自分は今こうしてこの場にいるので、何としてもいい席で見てもらいたくて…」
と話してくれました。また、当時のTOEFL担当講師の岡田には、お土産に“Fenway Park”(Red Soxの本拠地)のTシャツを預かってきました。
こうした生のコミュニケーションを通じて、「留学支援」という仕事は、合格という「点」の付き合いでなく、合格してからその先の人生にまで「線で」関わっていけることに、醍醐味を感じます。
●Photos in Boston (1)

▲上はMIT Sloan MBA Admissionsオフィスにて。下はMIT在校生と。7月21日のMBA夏祭りではこの中から3名が参加してくれる予定。新校舎ができる2010年にはみなさん卒業しています。

▲Boston Red SoxのホームグラウンドFenway Parkにて。学部課程はUCLAのベンツ氏、元受講生というだけでなく横山の後輩でもあります。GPAは「勝負にならない」らしいです(笑)。
次回はボストン訪問の後編のご報告をします。
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