2007/07/13
「ハーバードに行こう」の真意
この間友人の紹介で留学を希望している「中学生」に会いました。現在有名な中高一貫教育校の中学3年生。両親は日本でそのまま高校、大学へと進んで欲しいようです。大学在学中に1年ほど留学してくることには賛成してくれているようですが、彼女が目指したいハーバード大学留学へは、学力以外に、周囲の理解というハードルが高そうです。 私もここ半年くらいで、高校の進路指導者の方々や校長先生などが集まる場で話をさせてもらう機会が数回ありましたが、そういう場に集まる方々はそれでも、高校卒業後の海外大学への進学に前向きなほうです。しかしながら、一般的にはまだまだ「国内の有名大学に何人進学している」という成果の見せ方が最優先されているなぁ~、と実感するのです。
その反面、毎年秋にボストンで開かれている、株式会社ディスコ主催のキャリアフォーラムには、過去最高数の企業代表者が日本からボストンまで出向いて日本からの留学生の採用活動を活発に行っている実態もあります。この、高校卒業時の進路指導のメンタリティーと、大学卒業時の就職マーケットのニーズの実態とのギャップは、「知っていれば選んだかもしれない道」を知らずに通り過ぎてしまう高校生にはとても惜しいことだと思っています。
大学院やMBA留学希望者と関ることが多い今の私の仕事ですが、80年代中ごろにこの仕事を始めてからの10年以上は、こうした「大学に留学したい人たちの指導」をメインにしていました。
日本の高校生は、例えばアメリカのトップレベルの大学に行っても通用する人たちは実はいるのに、その道を見せられていない、というのが実情だと感じています。高校入学時から、または中学3年生のころから計画的に準備すればそれは可能なのに。
世界の大学ランキングなるものが出て話題になっています。その人によって大学に求める価値は違うので、ランキングの順位一つひとつには疑問符が付きますが、世界の大学の中で評価を受けているのはアメリカの大学がやはり中心なのか、と感じます。もっとも、ランキングしているのはアメリカの出版社ですが。
そんなことを思っているときに、 「東大よりハーバードに行こう!?」の著者森田正康氏と雑談をする機会があり、大学院やMBAのトップスクールへの留学だけでなく、大学レベルでそういうトップレベルの大学に留学する日本人を増やしていきたいね、という話をしました。なにも、彼は東大に行く価値が無いとか、アメリカの大学のほうが良いに決まっている、ということを言いたいのでもなく、それはアメリカの高校・大学を卒業した私もまったく同感です。
しかしながら、そうい海外の学びの場に出て行って日本代表の若者として通用し、活躍できる可能性の有る人材にはその可能性と道しるべを見せなければいけない、というのも同時に感じているので、この際森田氏に来てもらって話を聞こう、ということでお願いしたところ8月3日に、森田氏自らとハーバード大学入学予定者が来校してセミナーをしてくれることになりました。
森田氏のブログなどには賛否両論のコメントが殺到するようですが、前述の通り「完全肯定・完全否定」いずれでもない、「きっかけと道しるべを与える」機会として、正しい理解を得るためにも、楽しみな機会だと今から楽しみにしています。
ハーバードに限らず、日本の受験と同時並行で、または第一候補としてアメリカの上位校留学を目指したい人にはぜひその場で会いたいと思っています。進路指導の先生、留学希望者のご両親も
もちろん歓迎です。
まずは実態と可能性を知る。そこから自問自答して意思決定をする。そのきっかけの第一歩になればと思っています。会場で会えるのを今から楽しみにしています。
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