2007/06/20
ところで、、、推薦状書くのはいいけれど。。。
セミナーやワークショップ、クラスをやっていてよく話すのが推薦状のことです。アゴスでも出願戦略クラスのなかで推薦状に関して語るセッションがありますが(MBA以外の大学院留学希望者には別のクラスを設定しています)、これはもう7年ぐらい前に私が「推薦状で勝負が分かれることも結構あるのに、正しい認識を持ってほしいな~」との思いで始めたもので、今も年に数回は担当しているクラスです。誰に書いてもらう、何を書いてもらう、学校別にどう対応してもらう、推薦者の英語力は、推薦者とのコミュニケーションの取り方、Authenticity(倫理観)に関して、などなど出願者にとってはいろいろ不安があるのは当然です。
ここでいろいろ書くと長くなるので、クラスやカウンセリングのセッションで出願者の皆さんには会えることを願っていますが、今日は「私が推薦状を書くときにやること」という「推薦者としての、一個人のケース」を紹介します。あくまで「私とその出願者の関係」が前提で成り立つやり方ですから、皆さんや皆さんの推薦者がまねをする必要はありません。皆さんにとっての一番良い方法に関しては不安を抱えずに早めにカウンセリングに来てください。
今年は元部下2名のアメリカ大学院出願に際して、推薦状を書きました。今までにMBAや大学院に進学したいという元部下の推薦状を幾度となく書いてきました。私が推薦状を依頼されたときに、まずすることはこんなことです。
①なぜ留学をしたがっているのか (留学がすべてキャリアのためでなくても良いので)の把握
②なぜ今なのか、を率直に聞く
③何を、どこで学んだり経験し、それをどう将来につなげたいのか、を口頭で整理させてみる
④それにより、どれくらい「計画と期待」を考えて来ているのか、を把握する。
(初回はまだ考えが浅いならそれでいいのですが、どれくらい明確に留学の目的が整理されているかによって、出す宿題が変わります)
⑤候補になっている学校のカリキュラムなどのサマリーを整理させて出してもらう
(これで出願者もいやでもWebを見るだけではなく、自分で整理する手順を踏むので)
⑥他の推薦者が誰で、何を書いてもらえそうな人なのかを聞く
⑦そして「自分が推薦者になるべきかどうか」の判断をする
⑧自分がなる場合には、宿題を出す。そしていつまでに何をして次回の連絡をもらうのかを
ある程度決める
初回はこれくらいです。それでもまず1時間はかかります。私は一気に整理してしまうほうなので、(元来ものぐさで、一気にやらないと腰が重くなるので)、出願者と上記の確認を1-2時間くらい取って、宿題がそろったら2回目に会うことにしています。 大切なのは、 「自分が推薦者になるべきか?」です。私が書くしかない場合もありますので、その場合はあまり悩まないことにしていますが、「本当にこの出願者を強く推薦できるか? そのための労力を責任持って費やせるか?」を自問自答です。頼むほうの責任もあれば、受けるほうの責任もありますから。。。
推薦状の中身に関しての詳細はクラスなどで話すので割愛しますが、「これだけあなたのために頑張ってくれる人がいる」「人を動かせる人望が有る」など、推薦状には「中身」だけでなく「文面からにじみ出るパッション」にも大きな意味があるのです。
そして、自慢に聞こえるかもしれませんが、というか、熱心な元部下と関れた、という意味では自慢ですが、これだけ推薦者が動くと、結構合格の道も開けてきます。今まで幸い「全滅」は一人もいませんので、何がしかのパッションは入学審査官に伝わっているのだと思っています。。テストやエッセイ、インタビューは黙っていても出願者が危機を感持ってくれるので、推薦状はなおさら個人差が出やすいのです。もう6月後半ですから、早めに動いて、早めに相談してください。
そして、、、合格すると、、、合格者は会社を辞めてゆくのです。。。こればっかりは「留学を推奨する会社」としては前向きに捕らえなければいけないのです。反面、出願者のことを考え、長い目で見れば良いことだとスタッフも皆思っていますが、やはり何年も一緒にやってきた連中が卒業して行くのはさびしいですね。株主のパートナーたちには「推薦状書くな!」と冗談で言われたことがあります(笑)。
でも、一番悲しいのは「成果が出ないこと」ですから、私も関った以上相手が成功してくれないと寝つきが悪いです。出願者はもちろん、推薦する自分も「勝たなきゃ意味が無い」ですから、こだわって厳しく追求し合いますね。どんなに忙しいって言っても、推薦状に費やすのは、私の場合は1校目が5-6時間で、その後大体1校に2-3時間ですから、4-5校分だとして、合計で15-20時間取っておいてあげれば大丈夫でしょう。でもそれくらいが限界でしょうか?
推薦する人が同じ年に2人いると30-40時間ですから、毎年2名以上は私には出来ないな~、
と今年はそれを実感しました(笑)。
今年は今日現在まだ依頼されていません(安堵)。今年出願の方はそろそろ推薦状に関しても、「動く時期」です。あなたのために動いてくれる人を作りましょう。
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MBA出願クラス第3回では、Resume, Essay, Interview, 推薦状の役割をやりますが
8月11日(土)は私が担当予定です。多くの出願予定者に会えることを楽しみにしています。
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